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千葉ジェッツ歴史的な全日本総合バスケ(天皇杯)初制覇!20連敗・昨シーズンの経験が報われた瞬間!

2017年1月9日

この日は日本バスケットボール界にとって、今後にも語り継がれる歴史的な日となってくれるでしょう。

千葉ジェッツがクラブ創設6シーズン目で、歴史あるトーナメント天皇杯を制覇した。

今大会は、BLEAGUE上位でもある、栃木ブレックス・シーホース三河・そして川崎ブレイブサンダースを下しての優勝。これは価値あるタイトルの獲得だった。

 

思えば、私は千葉ジェッツをきちんと取材を始めたのが、2013-2014シーズン。当時は私もサラリーマンと並行しながら、バスケットボールチャンネルというラジオ番組を通じたジャーナリスト活動をしていた。さらに、会社の転勤で大阪から東京に異動してきた年でもあった。

 

越してきた当時は、違うチームを追いかけていたが、ある平日の当時NBLのゲームを取材したいと思い、墨田区総合体育館に出向いたのが最初でした。

 

今でもそうですが、ネットラジオでバスケットボールを取り上げ、かつゴール下で実況収録をしている(今シーズンからなしになりましたが)という変わり種でしたので、当時のジェッツの”名物広報”(もういないけど・・・)に面白がられ、認知していただいたことがきっかけで通うようになった。

 

忘れもしなかったのが、2014年の2月。ちょうどこの時は、関東地方が大雪で東京都内も20年ぶり20センチ台の積雪があった時だった。私は取材申請をしていたので、大雪の中浦安市総合体育館に足を運んだ。そしてこの大雪で風もかなり強風で観客も少ないだろうと思っていたが、たくさんの観客が入っていたことに驚きを隠せなかったことを覚えている。

チームはこのシーズン、bjリーグからNBLに転籍したシーズンで、序盤は20連敗という不名誉な記録も作ってしまい、最終的にはイースタンカンファレンス最下位という結果になってしまった。この前年に横浜でbjリーグを制したレジー・ゲーリー氏を迎えたが、1年目は思うようには行かなかった。

ただ、なぜ通っていたのかというと、負けはするもののゲームを取材するたびに、チームが強くなっているということを実感していたからだ。このまま続けていれば将来的には上位を戦うチームになると感じて、取材を続けた。

 

レジー・ゲーリーHC体制2年目となった2014-2015シーズン。選手も入れ替え、天皇杯では、当時のアイシンにアップセットする快挙を見せたのである。リーグもプレーオフに進出し、プレーオフ初戦で当時の日立東京に敗れたものの、一定の成果を見せた。

 

2015-2016シーズン、このシーズンは元日本代表ヘッドコーチもつとめた、ジェリコパブリセビッチ氏を迎え、冨樫選手など選手も大幅に入れ替え、常勝チームへの布石を打つはずだったが、けが人も続出し、ジェリコ氏の戦術もなかなか浸透できずチームは低迷。途中監督交代もありながらチームはプレーオフに滑り込んだものの、初戦で敗れてしまう。

 

そして、B.LEAGUE元年となった今シーズンは、前のシーズンで広島のアシスタントコーチだった大野篤史氏をHCに迎え、新たなスタイルで挑んだ。

開幕当初は、大野氏もHC就任1年目ということもあり、選手起用などで躊躇する場面もあった。しかし、HCがシーズン前に掲げていた、「超はやいゲームスタイル」が次第にチームに浸透し、11月からはリーグ戦13連勝を記録した。しかし、2016年末最後は今回の天皇杯の決勝の相手川崎にホームで2連敗を喫していたのである。

だから、今回も上位には顔を出すと予想はしていたけど、ここがリーグ戦と天皇杯(トーナメント)の違いであった。一発勝負の面白さでもあり、怖さでもあった。

冒頭にも述べたとおり、リーグの上位でもある栃木・三河・川崎を下したのである。一見ミラクルのように感じるが、私はリーグ戦の経験値が大いに生かされたのではないかと推測する。日本人選手と外国人選手のコミュニケーションの向上や戦術の浸透が大きくチームを成長させた。

 

今シーズンのメンバーの中には、20連敗を経験した選手もいれば、昨シーズンの苦い経験をした選手も所属している。改めて負けた経験、苦しかった経験がこの大舞台で力を発揮させた原動力であったことは言うまでもない。

今回私は、いろんな都合で取材することはできなかったが、千葉ジェッツ天皇杯を制したことは、日本バスケ界の大きなニュースでもあるし、ニュースにしないといけない。川崎も三河も栃木もリーグや天皇杯で優勝経験のある名門だ。そこにBLEAGUE元年となるメモリアルイヤーでトーナメントを制した千葉ジェッツの実績は、今後の発展に大きく繋げないといけない。むしろここを逃したら、バスケ人気は厳しいくらいになるだろう。

バスケ協会・リーグ・チーム・選手・ブースター、そしてなにより私も含めたメディアの発信の仕方が大きく左右する。BLEAGUEの成功は、日本バスケの成長、そして観客動員をいかに増やすことができるか、大きく試されるBLEAGUE後半戦になるだろう。私もその一員として、バスケ界・日本スポーツ界の発展に小さいながらのメディアの一員として寄与する。